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Mr. Tumbling Man

Aug 29
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取材にかけるコストが低いことから、必然的にくだらない記事が多くなってくる。泥酔して男の前でおもらしをし、それで彼氏をゲットしよう、という記事を掲載したネットメディアまであった。ネットメディアには、ジャンクな記事が多い。ネットの時代になるとジャーナリストが優れた記事をネットで無料で発表するようになり、人々はそれを読むようになると私は予測していた。だが、間違いだった。ジャーナリストは相変わらず(フリーか会社員かを問わず)紙メディアに良質な記事を書き続け、一部の人はコンテンツをネットでも有料化した。

 最近になって、ネットメディアの質は悪化さえしている。つまらない記事や企画が多く、ネットで優良な記事を配信しているのは結局は新聞社だった、ということもある。一部の雑誌によってはネットで独自に速報記事を出すものの、ネットメディア的なジャンクな記事が多い。ネットでの雑誌記事の配信は雑誌の発売より遅れているケースが多い。

 結局私は、紙の新聞をよく読むようになった。ネットメディアに比べると、記事の質も高く、何より記事にコストがかかっている。コストをかけないと良質な記事は生まれない。ネットメディアが紙メディアの「二軍」の位置から脱するには、紙メディアよりもコストをかけ、良質な記事を送り出し続けるしかない。だがその動きはなく、新聞社の取材力や人材力に勝てる質量もなければ、知恵で勝ち星を取る発想もない。